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2月3日㈯は節分/厄除け祈願に出かけよう

更新日:2024年3月6日

 節分は「季節の分かれ目」の意味で、立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前日のこと。特に立春は一年の初めとされる(旧暦では立春に最も近い新月の日が元日になる)ことから、立春前日の節分には古くから新年を迎えるための行事が行われ、鬼(災難)を追い払う豆まきなどが今に残っています。

 今年の節分は2月3日(土)。一年の幸せを願いに、地域の社寺の節分行事に出かけてみませんか。主な寺社の当日の行事日程を紹介します。


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科野大宮社

上田市常田2-22-25 ☎27・5018


 午後4時から神事 午後4時20分から豆まき



生島足島神社

上田市下之郷中池西701 ☎38・2755


 午後2時から神事(節分会員)、午後3時から豆まき(生活用品などが当たる場合も)。

会員は午後2時から、名前を読み上げて無病息災の祈祷を行います。「福」「寿」の文字が書かれたヒノキの福升セットの授与も。

節分会員は会費8000円。2月2日(金)まで受け付け中。



山家神社

上田市真田町長4473 ☎72・5700


 午後0時半から神事、午後1時半から豆まき

神事は本殿で、翁の鬼遣らい、鳴弦の儀などを行います。一般の人向けに、神事の合間に、外で鳴弦の儀を行うほか、暴れ回るユニークな鬼が現れます。節分限定の朱印も。



眞田神社

上田市二の丸1-12 ☎22・7302


 午後1時から神事、午後1時半から豆まき

ゲストは、女優の土屋貴子さん、上田おもてなし武将隊、六文戦士ウエイダーほか。

 神事に参加する年男・年女は辰年生まれに限らず参加可能です。お札、御神酒、福豆が入った福升と料理が付いて参加費1人5000円。定員約50人。



信濃国分寺

上田市国分1049 ☎24・1388


 午後6時半から節分護摩祈祷、午後7時半から豆まき

参加を希望する年男・年女の方は、午後6時半からの節分護摩祈祷で、限定厄除けお札を授与します。祈祷料は3000円で、直前まで申し込み可能です。



北向観音

上田市別所温泉1656 ☎37・1234


 正午に受け付け(福男、福女参加者)、継続表彰、午後1時半からゲスト、福男福女、七福神、三鬼、地元の子どもたちなどのお練り(常楽寺~北向観音)、午後2時半から追儺式、午後3時から豆まき

 ゲストは女優の小林綾子さん、歌手で俳優の竹本孝之さん、アーティストの越ちひろさん。

福男・福女は、辰年生まれに限らず参加可能です。干支の福升、お札、福豆、お酒の授与あり、参加費は1人1万4000円。混雑するため、できるだけ上田交通別所線を利用してください。



節分とは? 民俗学者 益子輝之さんに聞く

【節分の始まり】

 もとは、平安時代の「追儺」という大晦日におこなわれていた行事が始まりです。悪鬼・疫癘を追い払う行事が宮中において行われていました。

 節分に除災招福のため豆をまく行事は、追儺の変形したものです。


【福は内、鬼は外】

 この日は、福の神と鬼とが一緒にやって来るので、「どうぞ福の神がお入りください。鬼はお帰りください」という意味で唱えました。季節の変わり目に、「まれ人神」(他郷からの来訪者)がやって来るので、それが福を授けるものか厄を授けるものか見分ける必要がありました。

 古くは五穀をまいていましたが、おそらく五穀の中でも豆の粒が一番大きかったことからと、「まめまめしい」という縁起もあって残ったと思われます。能・狂言や歌舞伎の「三番叟」に残るように「蒔く」というのは、神聖な行為。豆をまくというのは、鬼を追い払うというよりは、鬼に渡すということでしょう。


【上田での伝承】

 祭は地域で行い、年中行事は家庭で行うのが習わしでしたが、今では神社仏閣でも行うようになってきました。北向観音では、善光寺より古くから行われ100回を超えています。本来夜の行事であるため、以前は夕刻に行われていました。

 このあたりの家庭での豆まきは、主がまくと、後ろから奥さんがすりこぎをもって「ごもっともごもっとも」と言ってついてくるものでした。



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節分の御朱印

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