もうすぐ「猫の日」

2月22日は「猫の日」です。かわいい猫の姿に癒やされる時間は、とても幸せを感じますね。この日を前に、猫にまつわる話題のいくつかを紹介します。

ご利益いっぱい！猫朱印

東御市白鳥神社

　２０２２年2月22日に始まった、七福神の姿になった猫「七福にゃん」から１匹を選ぶ御朱印（６００円）が人気です。「七福にゃん」を取り囲むリースが季節で変わるため、中の猫を変えて、毎月集める人もいるそうです。ときには、デザインが変わることも。「富貴栄達」などの縁起の良い四文字が入る「ご利益七福にゃん」、「七福にゃん全員集合」（最大８ページ）、窓辺にいる猫の姿の御朱印、招き猫のおみくじもあります。

▼社務所は午前10時～午後４時ごろ（不定休）

▼東御市本海野１１１６　☎62・１９４９

猫好き店長のクライミングジム

上田市ねこねこうぉーる

　猫好きの店長、賀門尚士さんが、昨年春の就任に合わせてこの店名にしたクライミングジムです。休憩のためのカフェは、カフェのみの利用も可能。本物の猫はいませんが、約10点の猫グッズがさりげなく置かれています。その中にいる猫のぬいぐるみが「本当の店長です」と賀門さん。

　水・日曜日限定の、「ねこのすこーん」（午後2時から）のほか、定番の「ねこねこぶれんど（ホットコーヒー）」、「またたびぶれんど（アイスコーヒー）」などユニークなメニューがいっぱいです。

▼上田市住吉52︱１ ☎55・７６０６

平日は午後2時～午後10時（火曜日は午後6時から）　土・日・祝日は午前10時～午後7時半　月曜日定休

猫の姿がない？「猫山観音堂」

上田市富士山 塩田平の古寺

　猫の姿のない「猫山観音堂」というお堂が塩田平の山あいに…。塩田まちづくり協議会事務局長の藤森靖夫さんによると、江戸時代の１６９８（元禄11）年に創建され、今はない「練光寺」に残っているお堂だそうです。「猫山」の由来は、丸みを帯びた山の姿が猫に見えるという説と、養蚕が盛んだった時代に、蚕を食べてしまうネズミよけの猫をあがめたため、という説があります。昔はネズミの足止めに、格子に麻糸を縛るという風習も。

大事に飼って、ずっと一緒に

獣医さんに教わる、上手なお世話のしかた　

家族の一員として生活する猫。できる限り一緒にいたいですね。お互いに快適に過ごすためのポイントを、あらき動物病院（東御市海善寺）の荒木孝先生に聞きました。

病気を防ぐ

　屋内で飼う猫は、事故やけが、病気のリスクが軽減されるため、野良猫や地域猫に比べて長寿命です。一方、地域猫は数パーセントがネコエイズやネコウィルス性白血病の感染症を持っています。ネコエイズは、自己免疫が落ちる慢性疾患のため、早めに治療をすれば寿命を全うする子が多いです。白血病は感染すると３～４年しかもたないため、感染前のワクチン接種が大切になります。

　避妊・去勢は、しておきましょう。手術後は肥満になりやすくなるので、１日２回、猫ごと個別に餌をあげると、食べる量が管理しやすくなり、糖尿病、心臓病のリスクを減らすことができます。

　猫は高齢になるにつれて、腎臓病になりやすくなります。初期の「だんだんやせてきた」「多飲多尿（多く水を飲み、多くおしっこを出す）」という症状が出たら、動物病院で検査してもらい、適切な処置をしてもらいましょう。

食べるものは

　餌はキャットフードを使います。猫は若いうちに好みが決まり、ドライのみだと、高齢になってからウェットに切り替えようとしても、食べなくなることも。そのため、ドライとウェット、数種類の味のものでならしておくといいでしょう。

多頭飼いで気をつけたいこと

　猫は先住猫との相性の良し悪しが強く出ます。１歳ぐらいまでの猫はどんな場所でも慣れますが、悪い場合は、一緒に暮らせない場合もあるため、複数飼う場合は、相性を大切にしてあげましょう。

【あらき動物病院】

▼東御市海善寺４３２︱７　☎63・５０５３

困ってる猫　助けませんか？　譲渡情報

▼上田保健福祉事務所

『上田保健所　猫』で検索か、https://www.pref.nagano.lg.jp/uedaho/dobutsu/bos hu.htmlまで。

問上田保健福祉事務所（午前８時半～午後５時15分）☎25・７１５３