ユーロビートにのって運動しよう

中高年向け「チクマジャディスコナイト」

運営スタッフの皆さん

チクマジャ・ディスコナイト　

まずは気軽に参加して、運動不足解消を

　上田市秋和のスポーツシティ千曲で、毎月第２土曜日の夜に開く「チクマジャ・ディスコナイト」は、フレイル（心身の機能が衰える状態）予備軍の中高年をターゲットにした運動不足解消の場。

　スポーツシティ千曲でコーチをしている南信次さん、グラフィックデザイナーの小山内知美さん、訪問鍼（はり）師の小山勝義さんが「放っておけば将来、寝たきりになってしまう人を減らしたい」という思いで開いています。

　色とりどりの光と映像が壁に反射してきらめき、懐かしいユーロビートが鳴り響く非日常の空間。「こういう場なら、日頃体を動かす機会がない50～60代の皆さんが、楽しみながら運動に取り組めるはず」

　昨年９月から始まり、多い時で20人以上が参加します。あくまで運動の場なので室内用運動靴と飲み物は必要ですが、服装や踊り方は自由。動きが分からない人は、小山内さんと小山さんが見せるダンスを参考にできます。

　腕を上げたり、回したり、体の向きを変えたり…。記者（50代後半）も２人の動きに合わせて踊っていたら、肩こりが和らぎました。

　専門家による多くの研究から、踊りは脳内にエンドルフィンやドーパミンといった快感物質の分泌を促し、多幸感をもたらすことが知られています。適度に体を動かしてカロリーを消費し、踊ることで気分が高揚して脳にも良い刺激になって…と、ここでの運動は、体と脳、そして心にも効くエクササイズです。

「チクマジャ・ディスコナイト」は営利を目的とせず、小山内さんも小山さんもボランティア。ただ、会場設営や運営にかかる費用は必要になるため、参加費として１人８８０円（当日は１１００円）を集めています。１回参加すると、次回半額になる優待券をもらえます。

次回は2024.6月8日（土）予定。