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日本酒がおいしいシーズン上田のお酒で乾杯!

冬は日本酒の新酒が増えて、すっきりと飲みやすくなります。

 お話を伺った上田小売酒販組合理事長の宮島国彦さんによると、しぼりたてのお酒は香りがとても良く、ワイングラスで飲むとそんな香りや独特の色味も楽しめるといいます。「上田のお酒は質が高いので、飲み比べてみるのもおすすめです」。地元の酒蔵で、日本酒の魅力に改めて触れてみませんか。寒い冬の自分へのご褒美にぴったりな「数量限定品」をご紹介します。


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信州銘醸

上田市長瀬2999︱1

☎35・0046


(おすすめ)瀧澤 純米大吟醸


 完熟したリンゴのような華やかな香りと甘さが楽しめます。「瀧澤」は、和田峠にある日本一の軟水といわれる「黒曜水」を仕込み水に使用し、2003年の販売開始以来、全国の地酒ファンを魅了しています。

 信州銘醸は、丸子地域で江戸~明治時代に創業した四つの蔵が1958(昭和33)年に、共同瓶詰を始め、73(昭和48)年には製造も行うことになった合併蔵。代表銘柄の「喜久盛」は、四つの蔵の技と心意気を合わせてできた銘酒です。

【瀧澤 純米大吟醸720㍉㍑1940円、1800㍉㍑3880円】


沓掛酒造

上田市下塩尻35

☎22・1903


(おすすめ)互 純米吟醸(定番)


 香りはおだやか、どっしりとした酸味のある骨太な辛口です。「互」は2006(平成18)年、蔵元と四つの販売店が「地元の酒をさらにうまいと言ってもらいたい」と、2年がかりで作り出した限定銘柄。「さまざまなシチュエーションでお互いに酌み交わしてもらいたい」という願いを込めて名付けました。

 江戸時代初期、元禄年間に創業した歴史ある蔵。代表銘柄の福無量は、観音経の「福寿海無量」に由来します。

【互 純米吟醸(定番)720㍉㍑1639円、1800㍉㍑3047円】


和田龍酒造

上田市中央西1︱14︱14 ☎22・0461


(おすすめ)和田龍登水 純米吟醸 山恵錦(生)要冷蔵


 香りはおだやかめ、米のうまみと酸味のバランスがほどよくて、食中酒向き。信州そばに合う日本酒です。

 1887年(明治20)年創業。創業者の和田龍太郎さんが酒造業の傍ら、ブドウの品種改良も手がけ、新品種「ぶどうの和田龍」を作りました。その「和田龍」と、現社長の和田澄夫さんの「澄」から命名された限定銘柄「和田龍登水」は、2008(平成20)年から販売されています。製造量はとても少ないのですが、素晴らしい味わいです。

【和田龍登水 純米吟醸 山恵錦(生) 要冷蔵 720㍉㍑1760円、1800㍉㍑3520円】


岡崎酒造

上田市中央4︱7︱33

☎22・0149


(おすすめ)信州亀齢純米ひとごこち(生)要冷蔵


 香りはやや穏やかめ、ぴりぴりとした発酵由来の発泡感は、グラスに注ぐと視覚的にも分かります。「つまみいらず」のすっきりと飲みやすいお酒。この酒を口にして亀のように永く齢を重ねて―という思いが込められた銘柄です。

 1665(寛文5)年創業。杜氏の岡崎美都里さんは、夫の謙一さんが蔵人(現社長)になったのをきっかけに、それまで以上の美酒を造り出しています。2015(平成27)年に関東信越国税局酒類鑑評会で最優秀賞(吟醸部門)を受賞。

【信州亀齢 純米ひとごこち(生) 要冷蔵720㍉㍑1540円、1800㍉㍑2970円】


若林醸造

上田市中野466

☎38・2526


(おすすめ)つきよしの 特別純米 桜


 香りは穏やかめ、うまみと酸味のバランスがよくて、キレの良い辛口です。1896(明治29)年に創業。その当時、吉野桜の下で花見の宴の際、満月に桜吹雪が舞っている姿から、「月吉野」と命名した銘柄です。

 現社長の父文夫さんの酒造りへの思いを、若林姉妹が引き継ぎ、品質に磨きをかけています。妹の真美さん夫婦が製造を、姉の美紗さんが製造以外を担当。2022(令和4)年に全国新酒鑑評会で初入賞しました。

【つきよしの 特別純米 桜 720㍉㍑1760円、1800㍉㍑3300円】


山三酒造

上田市御嶽堂687︱1 ☎42・2260


(おすすめ)山三 純米大吟醸(山霞)(生)


 香りは華やかでフルーティー、うすにごりで、舌触りがクリーミーです。

 社名に由来する「山三」と「真田六文銭」、二つの銘柄で商品展開をしています。1867(慶応3)年に創業。造り手の高齢化などにより2015(平成27)年から休業状態でしたが、事業継承によって設備や担い手を一新して昨年2月に酒造りを再開しました。全量が小仕込みの、丁寧な酒造りを心がけています。

【山三 純米大吟醸 山恵錦(生) 720㍉㍑2090円、1800㍉㍑4180円】


※購入先は各酒造メーカーに問い合わせを。


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