2冊目の絵本「ひこうきがしゅっぱつします」を出版
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- 3月22日
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岡田光司さん・康子さん夫妻(上田市 ともに57歳)

たくさんの命を預かる仕事の重み
上田市在住の風景写真家、岡田光司さんと妻の康子さんがこのほど、写真絵本「ひこうきがしゅっぱつします」(文研出版)を出版しました。岡田さん夫妻として2作目。出版記念の写真展や作品の朗読会が行われ、「多くの人に手に取ってほしい」と新作に期待をかけています。
作品は、羽田空港で取材。通常は関係者以外が立ち入ることのできない駐機場で行われている仕事を紹介しています。飛行機が到着してから再び飛び立つまでをサポートする「グランドハンドリング」という仕事にスポットを当て、撮影を光司さん、文章を康子さんが担当しました。駐機場で保守・整備のスタッフだけでなく機長自ら安全点検するなど、徹底した安全管理と、強いチームワークでの仕事ぶりがリアルに伝わり、子どもたちだけでなく大人にも、新鮮な感動を与えてくれます。

たくさんの命を預かるものに関わる人たちの熱い思い―。それは、2022年に出版した前作「赤い鉄橋を渡っていくよ」と共通するテーマでもあります。
2019年の台風災害で、上田電鉄別所線の赤い鉄橋が崩落してから再生されるまでを描いた作品。康子さんが出版社へ提案した企画で、県内外で小学生の読書感想文の課題図書に選定されるなど、全国的にも反響を呼びました。
「ひこうきがしゅっぱつします」はA4判変型、オールカラー40㌻、1650円。全国の書店とネット書店で取り扱っています。出版記念のイベントは今後、県内他地域や県外でも予定されているといい、忙しくあちこちに出向く岡田さん夫妻。そんな中でも「次回作はどうしようか」と構想を練り始めています。
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