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P1木材から美を構築2月5日から坂城町で個展を開催

森のうつわ屋 安藤 萌さん (上田市野倉 36歳)



木と対話しながら唯一無二の作品を生み出す

 上田市野倉に工房兼ギャラリー「森のうつわ屋」を構え、県内産の木材で、ふだん使いできる木の器をはじめ、ランプシェード、花器、オブジェなどを制作。2月5日(木)から坂城町の「ギャラリー山小路」で、「木のうつわ展」と題した個展を開きます。

 材料である木はそれぞれに模様も違うし、穴があることもある。時間が経てばゆがみも出てきて、とにかく思い通りにならない。でも、だからこそ美しくて、温かい―。そんな木の〝個性〟を大切に、一つ一つの作品を生み出していく安藤さん。「木と対話しながら、作品を作るのが至福の時間」と言います。

森のうつわ屋で
森のうつわ屋で

 東筑摩郡朝日村の出身。デザインの仕事を志してフィンランドの美術大学で学び、帰国後は富山大学大学院で木工を専攻。家具職人や福祉施設の木工指導の支援員を経て独立しました。岐阜県高山市で家具職人をしていたころ、ミリ単位の正確さが求められる仕事に重要性を感じる一方で、「もっと木の自主性を大切にしたものづくりができないか」と思うように。その思いが、作家としての現在のスタイルにつながりました。

 8年前、野倉の自然に惹かれて、上田市に移住。ぼろぼろだったかやぶきの古民家を半年かけて自力でリフォームし、「森のうつわ屋」を開きました。材料にする木の特徴を極力生かしているので、軽くても割れたり欠けたりしにくく、温もりを感じられる作品が出来上がります。

 自然に囲まれ、落ち着いた雰囲気の工房は、制作に集中するには絶好の環境。仕事の息抜き代わりに、裏の畑で野菜を育てています。

「木のうつわ展」は3月7日(土)まで。新作を含め100点以上を展示します。問い合わせは坂城町のギャラリー山小路(☎0268・82・1007)へ。


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