「物語」の楽しさを子どもたちに伝えたい
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おはなしざしきわらしの会 (上田市)

自分で本を読むことの楽しみにつながるように
上田市の図書館で活動している「おはなしざしきわらしの会」は読み聞かせの会としては、長野県内でも先駆的な存在です。1985(昭和60)年2月に上田図書館でおはなし会を始め、活動歴は40年以上。子どもたちに本を読む楽しさを伝えようと、今も精力的に活動しています。
主宰は上田市在住の山浦美幸さん(63)で、現在のメンバーは上小地域に住む50~70代の女性11人。毎月、上田図書館と上田創造館分室で1回ずつ「本とおはなしの会」を開いています。
会では子どもたちを前に、物語を話して聞かせる「ストーリーテリング」や、絵本の読み聞かせを行い、子どもたちに合わせて物語を楽しむ場を提供しています。
子どもたちが物語を聞くことは、読書を楽しむ前の段階として大切だ、と考える山浦さん。それだけに、肝心の物語を語り手(読み手)が子どもたちにしっかり聞いてもらえるように話すことは重要で、会員たちは月1回、勉強会を開いています。

物語を話すことや読み聞かせを勉強会の場で試し、聞き合うことで技術を高めます。特に物語を話す場合は、元の作品をしっかり読み込んで、ストーリーを自分のものにする必要があり、勉強会以外にも準備に多くの時間を費やします。
そのようにして披露するお話に、集まった子どもたちは次第に引き込まれていきます。子どもたちが物語に入りこんでいる表情を見ることに、会員たちも大きな喜びを感じています。
40年以上続けてきた会の歴史の中では、良いことも悪いこともありましたが、根底にある「子どもたちが自分で本を読むことを楽しめるように」という願いは変わっていません。小さな集まりから、これからも子どもたちの物語を楽しむ心が着実に育っていきます。
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