マスターズ大会 連続メダル獲得
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- 2024年11月9日
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県空手道連盟会長・根橋 寛さん(74歳)
55年挑戦し続ける空手道

9月21~23日に長崎県佐世保市で開かれた「日本スポーツマスターズ2024空手道」において、男子組手7部(70歳~74歳)で見事に準優勝。決勝進出は3年連続で、昨年は優勝を果たしています。
これまでのマスターズ大会への参加は17回。優勝2回、準優勝3回、3位は4回と、メダル獲得を重ねてきました。「組手は極(き)めが魅力です。最大の力とスピードを一点に集中集約し、動いている相手に技をコントロールして極めることが大切です。これからも、優勝を目指して鍛錬を積み重ねたい」。
空手は沖縄発祥の武道です。直心館(上田市・長和町)道場では、伝統空手(組手はノンコンタクト)が基本です。これまでも競技空手の選手として国民スポーツ大会(旧国体)やインターハイなどの大会に生徒と共に参加してきました。試合は、「形」と「組手」があります。形は、仮想の敵に対する防御と攻撃の技を組み合わせた演武。組手は、実際に1対1で対戦します。決められた攻撃部位に蹴り・突き・打ちでポイントを取り合います。
根橋さんは、辰野町出身で日本体育大に進学後、空手を始めました。卒業後、教師として赴任した県内の高校で空手部を立ち上げ、指導にも力を注いできました。率先垂範で自らも大会に挑戦し続け55年余りとなります。

現在は、故稲葉恒幸師範が開いた直心館で指導をしています。上田市内の体育館で週2回の練習に、約20人が通っています。「空手に先手なし」という言葉には、自らを律する精神が受け継がれており、心技体(礼儀、集中力、体幹など)が培われます。「空手の競技人口が増えることも期待しています」と、後進の指導だけでなく組織の運営でも活躍しています。
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