全国新酒鑑評会で金賞を受賞!
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- 2024年10月12日
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若林醸造 若林真実さん
高品質なお酒を、地元の皆さまに
「月吉野」の銘柄で知られる塩田平の酒蔵、若林醸造は、1896(明治29)年創業。杜氏(とうじ)の若林真実さんは、醸造に携わって12年、杜氏としては9年目になります。国内で最も歴史と権威のある「全国新酒鑑評会」の純米吟醸の部に出品した「つきよしの真」がこのほど、金賞を受賞し、地域で大きな話題になっています。
一昨年に初出品して入賞。念願の金賞に「目標にしていたので、とてもうれしかったです。地元の人が喜んでくれて、一層うれしいですね」と地域の人たちに感謝を込めます。育児との両立や、酒造のスケジュール管理など、大変なことが多い仕事ですが「お客さまにおいしいと言ってもらえることに、やりがいを感じています」。

酒造りに関わる前は東京で会社員生活をしていました。両親から「自分の代限りで蔵を閉めようと思う」と聞いたのがきっかけで、勤めていた会社を辞め、家業を継ぎました。
おいしいお酒を、たくさんの人に味わってもらいたい―その思いは、海外にも向いています。現在、自社製品を海外3カ国に輸出しているほか、昨年は米国の「サンフランシスコ国際ワイン品評会(SFIWC2023)・日本酒部門」で「最高賞・ダブルゴールド」を受賞しました。
国内外で高く評価されるようになった若林さんのお酒。今は一周回って「もっと地元の人にも知ってもらい、地元のお酒を飲んでもらいたいですね」と話します。高品質のお酒を安定して造ることに心を砕くのは、この道に入ってからの変わらない姿勢です。「いつもおいしいね」というお客さんの声が聞けるよう、これからも努力を続けます。
若林醸造の製品は、同社の店頭や取り扱いのある酒店で購入できます。また、上田市内で開くイベントへの出展予定もあります。
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