冬の彩り おうちに置きたい ポインセチアとシクラメン
- weeklyueda2024
- 2023年12月16日
- 読了時間: 3分
冬の寒さが厳しくなってきました。野山や街なか、庭の草花も、冷たい風にじっと耐えているよう…。そんな季節をきれいに彩ってくれるのが、鉢植えのポインセチアやシクラメン。お部屋の中に置けば、気分もぱっと明るくなります。できるだけ長く楽しめるよう、選び方や育て方などを、上田市古里にある寿園芸の竹内清明さんに聞きました。
シクラメン
スタンダードな形のものが人気で、寒くなると赤、紫という色の濃い花が選ばれるようになります。薄いピンクも、お部屋の中を華やかにしてくれます。
香りがよく、フリルがあるファルバラローズや、小さな花が多くついて花落ちしづらいフェアリーピコなど個性的な品種がたくさん。見ていて楽しい花です。

お店で選ぶときは
葉の数だけ花が咲くため、葉が多い鉢を選びましょう。

育て方
シクラメンの最適な温度は5~20度。日当たりが良い窓辺に置き、夜間は凍らないように窓から離しましょう。低温を好むため、暖房があっても暖かすぎないところで、昼夜の温度差が10度以内に収まる場所が理想的。暖房機のそばや風の当たる場所は避けてください。
水やりは3~4日に1回を目安に、土が乾き、葉がしおれ気味になったら、午前中にたっぷりと与えます。球根の頂部に水がたまると腐りやすくなるため葉と花に水がかからないよう、葉を手で押して、鉢の縁から水差しで静かに与えます。根腐れを起こすので、受け皿の水は必ず捨てましょう。
買ってきてから1カ月くらいで与えられていた肥料が終わります。花の咲いている間は、水やりがわりに10日に1回くらいの割合で、1000倍程度の液肥を与えるか、緩効性の固形肥料を用土の上に置きます。多すぎると障害が出るため、与えすぎないようにしてください。
咲き終わった花や黄変した葉はつけ根に近い部分をつまんで、軽くねじるように引っ張り上げるときれいにとれます。病気の原因になるため、こまめにその都度取り除きます。
ポインセチア
花のような赤い色は葉が色づいたもの。今は、葉の色が赤、黄色、ピンク、斑が入ったり、スプレーで金粉を吹きかけたものや青色に変えたりと、さまざまです。
若い世代に人気のプリンセチアという品種は、白、薄いピンク、濃いピンクの葉から選べます。花束のように華やかでお姫様に憧れていたころの気持ちがよみがえります。
バラの花のような葉の形が特徴のウィンターローズは、強く育てやすいため、お薦めです。
お店で選ぶときは
色づいた葉が多くて、葉が垂れたり丸まったりしていない、生き生きとしたものを選びましょう。

育て方
クリスマスの鉢植えとして有名ですが、実は暖かい地方の植物で、寒さに弱いのです。最低気温は5度以上と言われており、元気に育てるなら10度は必要です。日光が好きな植物なので、2~3時間は日の当たる場所に置き、夜は冷える窓辺から離れた場所に移します。暖房の風が直接当たると乾燥してしまうので避け、なるべく温度差の少ない部屋に置いてください。極端な乾燥や温度差は下葉が落ちます。
冬季の色づいたポンセチアは、休眠状態でほとんど成長しません。鑑賞期間中は、肥料は必要ありません。
根も水分をあまり吸わないため、土の表面が乾いて3~5日後の葉が少し下がってきたころに、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与えます。
受け皿には水をためずに必ず捨てます。株をだめにする原因の大半は水のやりすぎ。頻度は控えた方が良いでしょう。
水やりが難しいポインセチアですが、うまく育てれば次のシーズンも楽しめます。春秋に液体や固形の肥料を与え、昼間は日光に当てます。夜に明るいままだと葉が色づかず、緑になってしまうため、日没後には暗い場所に置くようにしましょう。
寿園芸
上田市古里(岩門)1407
☎24・5661
年中無休/1月1日~3日休み
営業時間/午前8時30分~
午後5時
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