坂城町で開催中の3人展で展示 空をモチーフに染色アート
絆美保工房 鈴木 美保さん (立科町)

布と糸が織りなす空と風景の物語
重ね染めした布と刺しゅうで風景を描く、オリジナルの染色アート。「夕布彩画(ゆうさいが)」という名前には、大好きな夕暮れの空を布で彩りたい、との思いを込めています。工房名は知人が「美保さんが軸となって生まれたご縁が絆になっていくように」と名付けてくれました。現在、坂城町のサンルイスハヤシで鈴木さんが参加する3人展「journey journey journey」が開かれています(10月17日まで)。

「染色は風のある日に行います。布を外で何度も染める間に風が通ることで偶然の色むらができるので、風と一緒に染めているのかもしれませんね」という鈴木さん。北海道出身で、美術系の短大を卒業後、ワーキングホリデーを利用しオーストラリアへ。幼いころに故郷で眺めた夕日、オーストラリアで見た、インド洋に沈む夕日…。そうした空の美しさが、創作の原点になっています。
数年後に再訪してオートバイで旅をしていた時に、夫と出会い結婚後、山梨県で暮らしていましたが「空が広く見える場所で暮らしたい」と移住を検討。偶然立ち寄った浅間連山を望む風景に魅了され、地元の人との縁もあって立科町に移り住みました。
移住後、師匠でもある母から学んだアートフラワーの教室を主宰しながら、好きだった染色をメインにした作品作りを模索、同じ染色法を用いた風景画制作を始めました。作品制作は、染色した布を空に見立て、窓から空を眺めているかのように額を当てます。布を切り取り、そこに刺しゅうで風景を描き額装すると、空と風景の物語が完成します。
「いつどこにいても見上げれば空がある。一つとして同じ空はありません。その空をモチーフにした作品を、これからも届けていきたい」と鈴木さん。今後の作品展などの情報は、絆美保工房のホームページなどで確認を。
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