映画「男はつらいよ」区切りの上映会を上田で
「コモロ寅さんプロジェクト『いつもココロに寅さんを♪』」
代表 渡辺 広昭さん (上田市・58歳)

不器用な生き方に元気をもらえる
東信地方の有志でつくる団体「コモロ寅さんプロジェクト」(小諸市)は9月26日(土)午後1時半に、映画「男はつらいよ お帰り寅さん」の上映会を上田市の上田映劇で開きます。
劇場映画のシリーズとして50作目で、最後の作品。同プロジェクトが開いてきた上映会は、これで一区切りになります。
「コモロ寅さんプロジェクト」は、2010年に結成。当時、「渥美清こもろ寅さん会館」が閉館すると聞き、「寅さん」との縁の存続を伝え残したい思いで、活動を始めました。上映のきっかけは、東日本大震災で被災し、この地に避難してきた人たちを元気づけようと2012年に開催。上映は、その翌年から13年間続いてきました。

代表を務めているのは、上田市に住む渡辺広昭さん。上映会のたび、フィルムの調達やチラシを手作りするなど、グループの発足時から熱心に活動しています。
小諸は40作目の「寅次郎サラダ記念日」(1988年公開)、上田は18作目の「寅次郎純情詩集」(1976年公開)の舞台になった縁もあり、ファンの熱量は全国でも有数です。しかし、主演の渥美清さん(1928~96年)が亡くなって30年がたち、新作ができる状況ではないため、活動の継続は大変です。
「寅さんはじめ、この映画に出てくる人たちは、みんな不器用。人はうまくいかなかったり、つまずいたりしながら生きていくわけで、だからこそ『男はつらいよ』に力をもらう人は多いんです」と渡辺さん。特に「寅さん」を知らない若い世代から「悩んでいるのは自分だけじゃない。自分も頑張ろうと思いました」と聞くと、励みになります。同会はこれからも、趣向を変えて上映会を企画し、継続したいと考えています。
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