top of page

日本最大級の公募展「国展」に4作品が入選

上田東高校美術班3年生、左から 工藤優月さん、大河内悠さん、顧問の上原一馬先生、徳丸詩乃さん、三井はるさん


大作にチャレンジ 一心に描き上げた成果

 今年5月に東京・国立新美術館で開かれた、日本最大級の美術公募展「第98回国展」(国画会主催)絵画の部に上田東高校美術班3年生の(写真左から)工藤優月さん、大河内悠さん、徳丸詩乃さん、三井はるさんが入選を果たしました。


 同高美術班は現在20人で活動。顧問の上原一馬先生の指導で、100号(163㌢×130㌢)の大作を描いて国展入選を目指そうと、意欲的に取り組んでいます。

 国展には2年連続の入選。6月の東信美術展でも多くの作品が入選するなど、着実に実績を積み上げる生徒たちです。


 今回、国展に入選した作品は、工藤さんがマリア像を中心に好きなモチーフをモノトーンと青系の色調で描いた「YOKU(よく)」、三井さんが心の中の記憶が解けていく様子を象徴的に表現した「反芻(はんすう)」、大内さんが眠りの異空間から目覚めまでを描いた「夢路」、徳丸さんが優雅にお茶を楽しむプリンセスの姿をイメージした「ティータイム」。


 4人は昨年11月に自分の描きたいテーマを決め、そこから3ヵ月かけて仕上げていきました。制作期間は学校が休みの日でも朝早くから集まり、チームユニフォームの紺のつなぎに着替えて、何時間も集中して作品に向き合いました。

「入選したことで、見知らぬ人たちからも多くの反響が同校に届き、さまざまな応援の声がありました。改めて描くことの意義が見いだせました。努力して良かったな、と心からうれしく思いました」と口々に語る4人。

 卒業後、それぞれ別々の道を歩むことになっても、この学校で絵に打ち込み、一心に描いた思いと培った技術で、新たなステージにチャレンジしたい、といいます。

Comments


bottom of page