認知症の人や介護者がくつろげる場所を提供
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- 12 分前
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○○(まるまる)カフェやすらぎ (上田市)

安心できる地域にするために、学び合おう
認知症の人やその家族、地域の人、専門家などが気軽に集まって、お茶を飲みながら和やかに、気持ちよく過ごしてもらう「オレンジカフェ」。上田市内では、市の支援を受けながら11の団体がこうしたカフェを運営しています。その中の一つ「〇〇(まるまる)カフェやすらぎ」は、上田市役所を主会場として、毎月第二土曜日に開いています。
「〇〇カフェ」の名前の由来は、カフェに来る人が、「ゆっくりしたい」「おしゃべりしたい」など、その時求めるものを「〇〇」に当てはめて楽しんでほしいとの気持ちから。

運営するのは、介護者を支援する人材の養成に向けて市が開いた「やすらぎ支援講座」と上田市認知症サポーターを中心とした8人。家族などの介護に当たる人に、少しでも自由な時間を持ってもらい、リラックスできる場所を持とう、と6年前から活動しています。
毎月開催するカフェでは、日々の介護に関する専門家の話を聞く、参加者自身が自らの出来事や体験を語る、市内の音楽家を招いて演奏会を開く―など、さまざまな催しを企画しています。
カフェを開く上で一番大切にしているのは、参加する人のプライバシーを守ること。「その場での出来事などは決して口外せず、参加者同士で互いに名乗り合わないこともあります」と、誰もが安心して参加できる場づくりに努めています。
代表の塩川博子さんは「認知症は誰もがなり得ます。本人や家族が自然に受け入れてもらえるよう、地域の皆さんに認知症を学んでもらいたい」と話し、「興味のある人なら誰でも」と、参加を呼びかけています。スタッフとして参加してくれる人も募集中。問い合わせは塩川さん(☎090・1886・2429)へ。
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