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高校を卒業しても吹奏楽を楽しもう〜今年で10周年〜

上田高校吹奏楽団OB・OG会「松奏会

幅広い世代の同窓生が心を一つに

 上田高校吹奏楽団の卒業生でつくる「松奏会」は、今月29日(日)、上田市のサントミューゼ大ホールで、第10回記念演奏会を開きます。初めての大ホールでの公演に緊張しながらも「自分たちも楽しみ、お客さまにも楽しんでもらおう」と、同窓生の絆を深めながら練習に熱を入れています。

 会員は現在、名簿に掲載されているだけで1100人。東信地区の高校では初めてできた卒業生による吹奏楽団で、2014年に「設立演奏会」を実施。翌年を第1回演奏会とし、それ以降も毎年演奏会を開こうと決めたことから、「松奏会」が設立されました。

 会の名は、上田高校のかつての名「上田松尾高校」に由来。現在の会長は、元NHK交響楽団首席打楽器奏者の百瀬和紀さんが務めています。

 同会は、活動を永続的にしようと経理局、事務局、広報局、催事局の各部署を置き、それぞれの責任者のもとで、しっかりとした組織運営をしています。演奏会への熱を盛り上げるため、会報紙も毎年発行。同校を卒業して2年後の会員が「担当期」となり、催事局と連携して演奏会の詳細を決めています。


 今年は10回目の節目ですが、第4回(2018年)は台風で、第6、7回(20、21年)は新型コロナ禍のために中止。ただ、準備はしてきたので回数には入れています。

 今回の練習は8月に1回、直前に2回と限られていますが、100人以上が参加する編成で、大曲であるレスピーギの交響詩「ローマの松」を演奏します。

 同会の強みは、メンバーの中にプロの演奏家が何人もいること。独奏は、頼りになるプロたちが引き受けます。当日は、松奏会のステージ、現役生のステージ、松奏会と現役生のステージの3部構成。幅広い年代にわたる同窓生たちが、思いを一つにして大舞台に臨みます。

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