12日に創立20周年を記念した定期演奏会
- weekly-ueda
- 2024年5月11日
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「上田アンサンブル・オーケストラ」の皆さん

乗り越えた試練 思いを込めて良い演奏を
「上田アンサンブル・オーケストラ」は2004年4月の設立から20年の節目を迎えました。12日(日)、サントミューゼで開く第16回定期演奏会は、この節目を記念したコンサート。これまで山あり谷ありで続いてきた活動を振り返り、団員は「ぜひ地元の皆さんに良い演奏を届けたい」と張り切っています。
同オーケストラは、当時上田高校の教諭だった高橋秀さんが教え子たちの願いに応え「上田市にもオーケストラを作ろう」と、上田市の広報や本紙などを通じて有志を募集。35人が集まってスタートしました。
現在団員は45人。練習は月2回、専用の練習場にしている、東御市の「ブリッジホール」で行っています。近くにある羽毛山橋がホール名の由来で、指揮者兼音楽監督の高橋さんが、退職金を投じて2009年に建てました。
団員の情熱で続けてきたオーケストラですが、コロナ禍では2年半ほど活動休止を余儀なくされました。一時は団員が辞めたり、連絡を取れなくなったりして、活動の存続さえ危ぶまれる中、団では「将来的に安定して活動できる組織にしよう」と一昨年4月、一般財団法人になりました。
そうした努力もあり、同年秋に活動を再開。コロナ禍でのさまざまな規制がなくなり、活動も以前と同じようになってきました。
設立時から参加し、現在はプロの演奏家として活動しながらも同オケのコンサートミストレスを務める木内裕美さんは、昨年、心臓の手術をしました。大きな試練を乗り越えて迎えた20周年の節目だけに、今回の演奏会にかける思いはひとしおです。
演奏会は午後2時から、大ホールで。今回はすべてベートーベンの曲というプログラムです。 高橋さん、木内さんをはじめ、団員たちそれぞれの熱い思いや願いを込めて、ホールに特別な音を響かせます。
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