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90歳でも毎日元気。「できることは何でもやってあげたい」

諏訪 往男さん (上田市上野)

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体を動かし、人とも積極的に関わる毎日

 諏訪往男さんは、現在90歳で自宅に独り暮らし。上田市が各所で開く介護予防教室や、市内の商業施設で行われるウォーキング教室、さらには早起き野球にも参加しています。体を動かすことはもちろん、それぞれの場で積極的に人の輪の中に入っておしゃべりを楽しみ、充実した日々を送っています。

 朝は4時半に起き、体操をした後、1時間余の散歩を欠かしません。朝食の後は介護予防教室などに参加し、昼食後には昼寝の時間を取り、午後は自宅の畑で野菜の世話をしたり、友人宅に出向いたりし、帰宅して夕食を済ませ、午後6時には寝る―というのが基本のスケジュール。土曜日は自宅の掃除、日曜日には早起き野球に参加します。

「よほどのことがない限りスケジュールは変わらない。1年間で散歩に行かなかった日は7日ぐらい。行かないと気持ち悪いぐらいで休もうなんて思うことはないです」。

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 食事は外食で済ませることも多いけれど、自家製の野菜を天ぷらや煮物にするなど、こまめに自炊もしています。すぐ近くに住む2人の娘や、近所の人にお裾分けすることも。「自分でできる範囲のことは何でもやりますよ。そしてクヨクヨしないでストレスをためない。毎日楽しいよ」と笑顔を見せます。

 以前は、50年にわたってこんにゃく店「下仁田屋」を営んできた諏訪さん。6年ほど前、妻の病気がきっかけで廃業して以来、現在の生活スタイルになりました。仕事をやめても「俺にできることなら何でもやってあげたい」と、身近な人たちを思いやる気持ちを持ち続けています。

 病院への送迎や庭の草取りの手伝い、網戸の修理…。困っている人がいたら惜しみなく手を貸す諏訪さんの周りには、いつも自然と人が集まってきます。

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