「塩田平ガイドブック」を9年ぶりに改訂
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- 9月13日
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塩田平ボランティアガイドの会 会長 大口 義明さん (上田市手塚 81歳)

活動を通して学び合い「伝える技術」を磨く
塩田平を訪れる人たちや地元の小中学生などに、塩田平の歴史、自然、寺社などをガイドする「塩田平ボランティアガイドの会」(大口義明会長)がこのほど「塩田平ガイドブック」の改訂を行いました。
同書は、ボランティアガイドを養成する講座のテキストとして2016年に初版を発行。その後、前山寺本堂が国登録有形文化財の指定を受けたり、「塩田平のため池群」が全国ため池百選に選定されたり、「上田・塩田平」が日本遺産の認定を受けたりと、地域の名所が「グレードアップ」したため、内容の改定が必要に。
改訂版は、A5版、155㌻。カラー写真を多用し、寺社や歴史的建造物、自然、観光施設、ため池といった地域の名所を項目ごとに分けて、現状を正確に紹介しています。
同会は2008(平成20)年に「西塩田地区振興会」が主催した、地域を学ぶ講座の卒業生が核となって発足。現在は地域外に住む人を含め、主に70代の合わせて22人が参加しています。

会の活動は毎月1回の例会と、地域の各所に出向いて行う勉強会、実際のガイド業務、小中学校で行う授業がメインで、それぞれの活動では、会員全員が手分けして役割分担をします。そうした活動を通して、会員が互いに学び合い、それぞれの知識をより確かなものにしています。
会長の大口さんは「地域に生まれ育ち、そこで長年暮らしていても、知らないことは意外とまだたくさんあります。そうした知識を地域の皆さんにお伝えした時、皆さんがびっくりされたり、明るい顔を見せてくれたりする。それがガイドの最大の魅力です」と話しています。
「塩田平ガイドブック」は部数が少ないため、販売はしていませんが、上田市内の図書館などで閲覧ができます。
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