ジャズ喫茶で俳句を詠み、語ろう
- weeklyueda2024
- 2024年3月30日
- 読了時間: 2分
上田市「羅の会A句会」の皆さん
生活感のある俳句 初心者でも気軽に
上田市袋町のジャズ喫茶「A列車」に月1回、俳句を詠み楽しむ「羅の会A句会」の仲間たちが集まってきます。同店は、会の責任者を務める秋山与志子さんの夫、優一さんが経営。「A句会」の名も店名に由来します。

松本市在住の俳人、飯島ユキさんが主宰する俳句グループ「俳句羅の会」の、県内外に10ある句会の一つ。2020年に、秋山さん夫婦が知り合いに声をかけて始まりました。現在の会員は8人で、全員60代。与志子さん以外のメンバーは、入会するまで俳句を作ったことがなかったといいます。

定例の句会は毎月第一木曜日の午前10時から。最初に、各自が作ってきた作品を5句ずつ提出し、作者の記載がない状態で全員が見た後、一人一人が良いと思った作品を5句ずつ選びます。作品について感想を述べ合い、時には「こうした方がもっと良かったかも」といったアドバイスを送ることも。作品を評し合った後は、当日出された題に沿って、その場で俳句を作り、発表し合います。
優一さんの入れた薫り高いコーヒーと、差し入れのお菓子とともに味わう作品は、それぞれの生活がうかがわれ、近況を伝え合っているよう。そんな作品のすべてに、飯島さんが講評をしてくれるのも、大きな楽しみです。作品は隔月に発行している俳誌『羅』に掲載。『羅』には、作者に序列はなく、主宰者の飯島さんも含めて五十音順に紹介しています。そんな「平等さ」と「風通しの良さ」が、「俳句羅の会」の大きな特徴です。
「難しく考えずに、五・七・五に季語を入れるところから始めましょう」と与志子さん。初心者向けの勉強会も企画しています。俳句の楽しさを知ってほしいとのこと。
問い合わせは秋山与志子さん(☎090・4705・6811)へ。
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