ソルガムを栽培して10年 「上田を名産地に」
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- 10月25日
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更新日:10月27日
林 一樹さん (上田市中之条 37歳)

高齢者でも栽培しやすい、注目の健康食材
比較的栽培が簡単で、作業負担が少ないため耕作放棄地の解消に役立つのでは、と近年注目されるイネ科の穀物ソルガム。長野県全体で普及活動が展開されており、今年5月には上田市に普及のための連絡協議会も発足しました。
林一樹さんは10年前からソルガム栽培を始め、現在は塩田地区の畑約1・5㌶でソルガムを栽培、出荷しています。
栽培を始めたきっかけは、北安曇郡白馬村に住む知人から頼まれたこと。グルテンを含まない、ペットの犬のためのおやつの原料にしたい、という話でした。その求めに応え、年々栽培面積を増やしてここまでに。

5月に種をまき、10月には収穫を終えますが、農薬を使わず、水やりなど力仕事の必要がないため「高齢になっても続けられる点が魅力」と話します。
ソルガムは「タカキビ」「コーリャン」とも呼ばれ、昔から知られていました。ポリフェノールを多く含むなど栄養価が高い上、アレルギーの原因になるグルテンを含まないことから、近年は健康的な食材として注目されています。その一方で、多くが外国産のため国産のソルガムの需要が高まっているといいます。ソルガムの栽培適地は標高が比較的低く、暑くて雨の少ない地域。信州の中でも上田地域は、栽培に向いていると林さんは言います。
ソルガムは米に混ぜて炊いたり、餅やお菓子にしたりと食べ方はさまざま。今後も楽しみ方を広げたい、と考える林さんは、栽培がもっと盛んになり、上田が大きな産地になれば、地域に魅力が一つ加わる、とも構想しています。「ソルガムについて聞きたいことがあれば、何でもお尋ねください」。
問い合わせはEメールyuzu.haru.hayashi@gmail .comか☎080・1049・3671へ。
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