上田東高校 工藤 優月さん
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- 1月18日
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教習車をキャンバスに未来を描く!

自分がデザインした車に乗ってもらえるのがうれしい
上田東高校3年生の工藤優月さんはこのほど、上田自動車学校の依頼を受けて、教習車のラッピングデザインを手掛けました。昨年12月12日から運用が始まった新デザインに「乗ってもらえるのがうれしい」と素直に喜び、「私もこの車で練習して、高校卒業までに免許を取りたいです」と、心を躍らせています。
工藤さんのデザインのテーマは「車を運転する未来への希望」。スタイリッシュで明るい印象で、車の左右にはアクセルを踏む男女の足を描き、背景には橋、観覧車、ビル群など、運転席から見える未来の風景を盛り込んでいます。

教習車のラッピングデザインは、上田東高美術班の活動を新聞で知った上田自動車学校が「高校生や若い人が乗りたくなるデザインを」と依頼。当時の美術班長だった工藤さんが引き受け、昨年7月から制作を開始。自動車学校の要望に合わせ修正をしたり、顧問の上原一馬先生の指導を受けて表現を練ったりしながら、9月にデザインを完成させました。
それまでの活動ではアクリル画が中心だったため「車の形状やサイズに合わせたデザインには本当に苦労しました」と工藤さん。そんな力作を、上田自動車学校の村井雄一校長は「想像以上の出来」と高く評価しています。
工藤さんは昨年、国内最大規模の美術公募展「国展」に出品した作品が入選。東信美術展でも上田市立美術館賞を受賞するなど、着実に実績を残しています。卒業後は東京の美術専門学校に進学する予定で、「将来は商品パッケージや雑誌の挿絵を手がけるイラストレーターになりたい」と夢を描いています。
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