今年も大きなスイカできました
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山本 清さん (東御市加沢 82歳)

畑に行くのが楽しい
今月82歳の誕生日を迎えた東御市加沢の山本清さんは、約21年にわたって野菜やスイカを育てています。7月下旬のこの日は夏空の下、千曲川近くの畑で約15㌔の大きなスイカを収穫しました。例年は50~60個を収穫できるそうですが、今年は猛暑のためか数量は例年の半分程度になりそうとのこと。それでも「大きくてきれいで、おいしそうな丸いスイカが取れた」と顔をほころばせました。
消防士として定年まで勤め上げた後、自家用の野菜を作るために農業を始めました。3年前、元首相襲撃事件など暗いニュースが多く、少しでも明るい話題を届けたいと、「大きくきれいなスイカ作り」への挑戦を始めました。

特に難しいのが受粉作業。人工授粉をしており、最適なタイミングを逃さないよう天候や生育日数を計算しています。また、朝露がついているだけでも受粉ができないため、毎朝午前5時に起きて直に観察して、タイミングを見定めています。
そうした努力が実り、2年前には18キロにもなるスイカを育てることができ、地元紙で取り上げられました。より良いスイカを作るため、生育記録や写真をスマートフォンやパソコンで管理し、研究に情熱を注いでいます。
果肉が赤くて味も良い、大きなスイカを親戚や友人、知人に贈っています。「夏はやはりスイカ。今年も暑いから、立派でおいしいスイカが食べられてうれしい」と、喜んでもらえることがやりがいになっています。
健康の秘訣は「何にでも興味を持ち、目標を持つこと。あとは生きがいがあるからかな」と話しています。「毎朝、畑に行くことが楽しい」と、今日も元気に畑で汗を流しています。
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