信州SDGsアワード2023で受賞子どもたちに明日の農業を託す
- weeklyueda2024
- 2024年2月17日
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上田市農業委員会女性部会

左から 山崎元子さん、若林永子さん、山嵜修子さん、若尾伸子さん
長野県が、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、優れた取り組みに対して贈る「信州SDGsアワード」の、2023年度の表彰式がこのほど行われ、企業・団体の部で上田市農業委員会が表彰されました。

同委員会には、47人の委員のうち女性が4人おり、女性部会を構成しています。メンバーは、部会長の山嵜修子さん(川西)と、若尾伸子さん(中央)、山崎元子さん(北部)、若林永子さん(本原)です。
上田市農業委員では、地域の農業が直面している、高齢化による担い手不足や後継者の不在、遊休農地の増加、事業の不採算性といった重い課題に向き合い、「自分たちにできることを」と地道な取り組みを続けています。
農業の将来を担う人材育成を目的に、小学生を対象に開く「こども農業体験会」は、女性部会を中心に立ち上げたプロジェクトの一つです。2021年に計画を始め、翌年に下之条の遊休農地でダイコン作り。昨年はジャガイモを真田町で、米を上田原で、ダイコンを下之条でそれぞれ育て、のべ150人の親子が参加しました。
ジャガイモとダイコン作りは、遊休農地を活用。各委員が耕運機やトラクターなどを持ち寄り、自家製の肥料を入れるなどして、畑を再生しました。体験会では作業の前に30分の学習会を行い、必要な知識や農業の大切さを子どもたちに知ってもらいました。
田植え、稲刈り、はぜ掛け、脱穀、そして新米を昔ながらの釜炊きで味わった米作りでは、子どもたちから「めっちゃ楽しかった」「米作りは究極のSDGs」といった感想が。委員の皆さんにとって、大きな励みになりました。
農業委員会の任期は今年の7月中旬まで。メンバーは替わっても、活動は続けてほしい、と皆さんは願っています。
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