図書館をもっと身近に もっと楽しい存在に
- info9634699
- 6月28日
- 読了時間: 2分
としょかん実験室

図書館と連携し、本をテーマに人とつながる
「としょかん実験室」は、市立上田図書館の利用者団体のひとつ。2012年に設立され、現在の会員は15人。主な活動は、年3回ほど開く「テーマ読書会」、夏休みの小学生を対象にした「図書館マスター講座」(今年は7月27日)、秋に県内の図書館を見学する「図書館バスツアー」といった行事の企画・運営です。
こうしたイベントには「図書館は本を借りる場所というだけではなく、さまざまな可能性があることに気づいてほしい」という思いを込めています。
幅広い年齢層の人々が本を通して誰かとつながったり、子どもたちには調べ学習でどんどん利用してもらったりして、市民がより図書館と親密になることを目指しています。

代表の中澤武さんは、市内にある長野大学講師。上田情報ライブラリーの人気講座「『こころ』と頭の実用セミナー」でも講師を務めています。会員は毎月第3月曜日の夜、上田駅前の上田情報ライブラリーで開く月例会に集まり、活動の企画や検討、図書館や読書関連の情報交換をしています。
活動拠点の上田図書館は、建物の老朽化が進み、2030年をめどに改築が予定されています。それを見越して、改築後の図書館のあり方を考えようと、会員を中心に「図書館研究会」ができました。研究会は何度かの話し合いを経て昨年秋、上田市に提言書を提出しました。
提言では「①未来につながる図書館②市民に役立つ図書館③すべての人に利用しやすい図書館」を基本として整備することを求めています。「街づくりなど、複合的な視点で作成しました。今後、新しい図書館を具体化する中で参考にしてほしいです」と、中澤さん。そんな新図書館の姿も頭の中に描きながら、今後も市民と図書館との橋渡しを続けていこうと考えています。
.png)




コメント