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国内最大級の美術公募展「国展」で入選

上田東高校美術班3年生

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先輩たちの姿追い、3年連続の快挙

 5月に東京の国立新美術館で開かれた美術公募展「第99回国展」の絵画部で、上田東高校美術班3年生の6人が入選しました。同班では3年連続の快挙。自分たちの思いを作品として表現するための技術や努力する姿勢が、新しい伝統として根付きつつあるようです。

「国展」は、美術団体「国画会」が主催する国内で最大級の美術公募展。同班では一昨年から、顧問で同会会員でもある上原一馬先生の指導で「めざせ国立新美術館!国展入選プロジェクト」をスタートし、生徒たちが大作にチャレンジしています。

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 今回、入選を果たしたのは、班長の上村絵美里さんをはじめ、水澤玲さん、町田知保さん、泉川新太朗さん、鈴木楓さん、田中妙さんの6人。前年の同展で入選した先輩たちに憧れ、「自分も国立新美術館に作品を飾りたい」と意欲を持って創作に取り組みました。春休みから、1日に2~6時間、制作に打ち込んだといいます。

 それぞれが出品した作品は、縦162㌢、横130㌢という大きさ。「これだけ大きな絵を描くには、構築力が必要なんですよ」と上原先生は話します。どういう表現がしたいかをしっかりと考え、構図や画材を決めていく―。自分のアイデアを絵に落とし込む作業が、作品の出来映えを左右します。制作時に身に着けたつなぎの作業着は、美術班の「制服」のようなもの。飛び散ったたくさんの絵の具が、創作に真剣に取り組んだ姿を物語ります。

 生徒たちが希望する進路はそれぞれですが、苦労して仕上げた作品が評価されたことは、生徒たちの将来にとって大きな力になります。そして、その姿を見ている後輩たちの意欲もかき立てているはずです。

 入選作品は、7月5日(土)・6日(日)に一般公開される同校の文化祭「あずま祭」でも展示します。

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