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子どもと大人の世界をつなぐ「ピエロの玉ちゃん」お客さんとの一体感が最高!

大道芸人 児玉 寧さん(37歳)


 地域のイベントなどで大道芸を披露。ショーの最中にお菓子を食べてしまうような、ちょっとふざけた「ピエロの玉ちゃん」は、サッカーボールを自在に操るフリースタイルサッカーや、高い一輪車にまたがってのジャグリングなど、軽やかな技と楽しいトークで、子どもたちの心を引きつけます。


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 横浜市出身で、5歳からサッカーを始めた児玉さんは、21歳のときに訪れたオーストラリアで、友人の太鼓演奏に合わせて、リフティングを披露して大受け。それを得意芸として、生計を立てるようになりました。


 1年半後に帰国して大道芸人としての活動は一時中断しますが、その後、妻となるドイツ人のアネマリーさんと24歳のときドイツに渡り、収入を得るため大道芸を再開。なかなか受け入れらなかった苦しい時期を経て、ピエロの師匠であるダニエルさんという男性と出会い、転機が訪れます。



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 当時30歳。見ている人の心にすっと入っていくダニエルさんの姿に学びながら、一緒に芸を披露する機会を得て、表現の幅はぐっと広がりました。やがて、大道芸で4人家族の生活費を稼げるようになりました。


 2018年に帰国して東御市に居を移したのは、両親のいる地で農業をしたかったから。現在は、農業とカフェの仕事をしながら、大道芸人としての活動を続けています。

 最近は、10月に同市で行われた「火のアートフェスティバル」や11月に軽井沢町で行われたイベントにも登場しました。


「難しい技を頑張って成功すると、お客さんも喜んでくれる。その一体感が最高です。好きなことだからこそ、続けることができました」という児玉さん。

 持ち前の大らかさで観客の気持ちを受け入れながら、今後は、お客さんを巻き込んだ演出を考えたい、といいます。

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