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働きながら学び、40代でプロに

更新日:2024年8月1日

安達 寛子さん (蒼久保)



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 蒼久保在住のソプラノ歌手、安達寛子さんが6月8日(土)にサントミューゼ小ホールでリサイタルを開きます。働きながら学び続け、40代でプロの声楽家になって、大きな会場でのリサイタルは今回が初めて。「気負いはないですが、とにかく皆さんに楽しんでいただきたい。歌で皆さんが明るくなれたらいいなと思っています」。


 幼少の頃から歌が好きだったといい、小・中・高校では合唱部で活動。音大への進学を希望しましたが、両親の反対もあり、音楽教育が充実していた上田女子短期大学へ。そこで出会った恩師や、信州国際音楽村合唱団VPG(voice perfor mance group)で共に活動した人々に学び、そして助けられながら、音楽を続けてきました。


 卒業後も会社員として働きつつ勉強を続け、いくつかのコンクールで入賞して自信を付けました。40代を迎え、「残りの人生を考えた時、働きながら歌うのではなく、声楽家として生きていこう」と決心。仕事を辞めて、新たな一歩を踏み出しました。


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 そのタイミングで新型コロナ禍に。社会でさまざまな活動が自粛を余儀なくされる中、最初の一年は何もできませんでした。翌年から生涯楽習上田自由塾などで徐々に対外的な活動を始め、ボイストレーニングや声楽教室を開いて指導しながらコンサートを開くというスタイルを確立。保育園や知的障がい者施設などで歌を披露する機会もあり、「今は理想的な状態。歌うことで体も心も健康になり、明るくなれる、ということを皆さんに知ってもらえるのもうれしい」と笑顔を見せます。

 リサイタルでは「アメイジング・グレイス」「ゴンドラの唄」「愛は花、君はその種子」など、幅広いジャンルの計15曲程度を演奏する予定です。ピアノ伴奏は高校の後輩の今井千波さん。〈問〉信州国際音楽村合唱団VPG ☎090・4464・4581

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