家族の味で「発酵レシピ」最高賞に
- weeklyueda2024
- 2024年3月9日
- 読了時間: 2分
上田市・丸子修学館高校3年 髙橋 海月さん
おじいちゃんの漬けた野沢菜で「グリーン餃子」
信州を代表する発酵食品と加工食品を利用した創作料理の味を競う「発酵レシピコンテスト」(主催・長野県)の2023年度「かんたんおかず部門」で「信州のグリーン餃子」が最優秀賞(知事賞)を受賞。「料理の専門学校の人も大勢いる中で最高の賞をいただけて、驚きと同時に誇らしい気持ちです」と、素直な気持ちを表します。

丸子修学館高校総合学科では調理分野を選択、日ごろから料理を作るのも考えるのも大好き。家では姉と交代で夕食を作り、共働きの両親を助けています。

日々の授業でも独自のメニューを積極的に考えたり、和菓子コンクールに応募したりと、センスを磨いてきました。そんな姿を見てきた同校の岩下睦子先生に背中を押されて本コンテストにチャレンジしました。
受賞した「信州グリーン餃子」は、具材に祖父が漬けた野沢菜を使ったのが一番のアピールポイント。これまで、チャーハンに入れても、煮物に入れてもおいしかったおじいちゃんの野沢菜は、小さいころから家族団らんの食卓にあったギョウザに入れても絶対においしいはず! と、思いつきました。
野沢菜漬けに合う材料は何かと悩んでいると、岩下先生が「信州の特産でもあるセロリの葉はどうか」とアドバイス。香りや食感がよく、野沢菜との相性が良いことに気づき、試行錯誤しレシピを仕上げました。今回の受賞を自分以上に喜んだのは、祖父。その様子にうれしさはさらに大きくなりました。
卒業後は、新潟県のデザイン専門学校へ。将来、雑誌の編集に関わってみたいといい「料理をおいしく見せるようなページを作りたいですね」と夢を膨らませています。
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