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癒やしの音色を伝えたい

            ピアニスト 山極遥香さん(坂城町在住)


安らぎ届ける、魔法の音色


 坂城町在住のピアニスト・山極遥香さんは、両親、祖父母、兄、弟の7人家族で育ち、4歳のころから、ピアノ教室を開いている母親の影響で、ピアノに親しみました。

 小中高ではクラブ活動でトロンボーン、クラリネット、チェンバロをそれぞれ担当。いつも音楽が傍らにありました。


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 上田高校から国立音楽大学演奏学科ピアノ科に進み、3・4年生時に奨学生として、ショパン音楽大学(ポーランド)、モーツァルテウム音楽大学(オーストリア)に留学。そこでの経験が、ピアニストとしての活動に大きく影響しています。


 大学卒業後、音楽の道を離れて就職する仲間も多い中「やはり音楽を仕事にしたい」と考え、8年前に帰郷。多くの演奏家と出会い、徐々に活動の幅を広げています。


 現在は、県内各地でソロやアンサンブルで演奏したり、ピアノ教室で指導をしたりと、多忙な毎日を送っています。「ピアノ教室では、4歳から83歳までの生徒さんがいて、私もさまざまなことを学ばせていただいています」

趣味は、お菓子作りと小鳥の飼育。今はウズラを飼い、鳴き声を真似するひょうきんな一面も。「いつも支えてくれる家族、友人、お世話になっている方々に感謝しながら活動しています。まとまった時間ができたら、また海外旅行をしたいですね」と明るく話す姿が印象的です。


 10日(日)午後2時から、上田市のサントミューゼ小ホールで開くリサイタルでは「シサスクの現代音楽が聴きどころです」。エストニアの作曲家ウルマス・シサスク(1960~2022年)が恩師の秋場敬浩氏と交流があったことから、プログラムに盛り込みました。


「曲ごとの魅力を伝えたい」と意欲的です。ピアノの音色と遥香さんの雰囲気が相まって、心安らぐ世界へ誘ってくれます。



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